こんなケガにも自動車保険?

先日の「対人臨時費用保険金のお支払いについて 」のお詫びに続き、東京海上日動HPのニュースリリースに10日「人身傷害臨時費用保険金・対物臨時費用保険金のお支払いについて 」「役員および理事に関する人事異動のお知らせ」がそれぞれ出されました。

保険会社の不払い問題でお客様には多大なご迷惑をおかけしております。重ねてお詫び申し上げます。
上記レターにもございますが、下記フリーダイヤルにて誠意対応を尽くして参りますので、ご不明な点がございましたらお問合せ下さいませ。
freedial

では今回のテーマですが、自動車保険というのは「契約の自動車で事故を起こした時」だけのものではないんです。
もしかすると、保険の請求ができるのに知らないで損をしているかもしれませんよ?

例えば・・・、


①追突されて相手から全額治療費を払ってもらった。
②友人の車に乗っていて事故に巻き込まれてしまった。
③会社構内で作業をしていたら、トラックが下がってきて轢かれてしまった。

これらのときに、貴方は自分の保険屋さんに「一応相談しとこう」と思いますか?
気軽に相談できますか?

ご契約の時にきちんと説明をされていなければ気づき様もないかもしれません。
しかし、これらのケースでも自分の自動車保険が役立ってくれることがあるのです。

自動車保険のケガの補償というのは2つの保障に分けられます。
1つが人身傷害で、1つが搭乗者傷害です。

人身傷害とは「実損填補型」と呼ばれ、事故により被った損害額をカバーしてくれるという仕組みです。
治療費はもちろん、通院交通費、精神的損害、休業損害、後遺障害、逸失利益などです。 
保険証券に◯千万円という金額が書かれていたら、それが限度額です。無制限とすることもできます。
この補償に特約として、東京海上日動ならば「入院時選べるアシスト」という入院の際のサポートをしてくれるものがあります。こういった補償は各社特徴を出してきている部分で呼び名や補償は様々です。
また、傷害一時金特約というものも付帯することができます。

搭乗者傷害とは「定額補償」と呼ばれ、実際に掛かった額とは関係なく、予め決められた額が支払われれます。
支払われる額は、入通院の日数に比例して払わるタイプや、おケガの部位・症状に応じて決められた額が支払われる場合があります。
搭乗者傷害は、現在東京海上日動では、一般的な自家用車の保険としては販売しておりません。それに変わるのが上で書きました、傷害一時金特約です。

さて、堅苦しい文章が続きましたが、ここで忘れがちなのがブルーマーカーを引いた部分です。

これらは一般的に賠償金として他から支払われる金額とは別枠で受け取ることが出来ます。
つまり、①のケースで全額相手が治療費などを手厚く支払ってくれた時は、自身の人身傷害を使う必要はないかもしれませんが、傷害一時金入院時選べるアシストは給付金を別途受け取れるのです。

ここで自動車保険をお使いになった方の気になるところ・・・等級への影響ですが、ケガについてのご請求は事故件数にカウントしません。(正確には10台以上のフリート契約などご契約によっては影響する場合もありますが、一般の自動車保険においてはまず影響ありません)

つまり、ケガで何回自動車保険を請求しても、来年の保険料は無事故割引が進むのです。

ですから、上記のケースにかぎらず、自動車の関係するケガはダメで元々保険屋さんにどうぞ相談して下さい!
私たちもご契約や更新お手続きの際に、しつこいほどご説明し、説明が長い!と言われてしまうこともありますが、兎にも角にも説明の内容を忘れてしまっても、折にふれてご相談を頂けたらなぁと思います。

この度の未払い問題では誠にご心配をお掛けしておりますが、私ども代理店はお客様に気軽に相談して頂き、事故の際には何かお支払いできる保険金がないかを探すお手伝いをさせて頂いております。

信頼を少しでも回復できるよう努めてまいりますので、今後共宜しくお願い申し上げます。

新谷拓己
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です