水道管凍結と火災保険

ずいぶんとまた更新が遅れました新谷です。
いや、寒いですね!
雪も降ってますし。
もう慎重な方は済ませたかもしれませんが、私も今週末はタイヤ交換をしないと!

しかし子供のころは雪が降るとワクっとしたものですが、大人になり、しかも保険の仕事をすると、雪の積もった道路には恨めしい気持ちにさせられるようになりましたね。

冬季はくれぐれも追突にはご用心ください!
よく「相手の車見たけどさ、バンパー見てもどこがぶつかったかわからないようなもんだったよ」 と追突をしてしまったお客様がおっしゃるのですが、相手から来た修理の見積が10万円を超えたりしてびっくり仰天なさいます。

バンパーは樹脂なので凹んでも戻ったりしますし、バンパーの中で止まっている部分が割れたりするんです。
きっとぶつけてしまったお客様の車もよく見れば割れてたり塗装がメロンのようにヒビ割れていたりするのではないでしょうか。

自分でぶつけた傷なら見ないふりして我慢もできますが、ぶつけられた傷を我慢することもないですから、きっちり修理をするとまとまった金額になることも珍しくないのです。

あぁ恨めしい。

さぁ、今回のブログの本題ですが、これからの季節北国の暮らしで気をつけたいのが水道管の凍結です。

このブログの読者の中でお困りになった経験をお持ちの方はいないですか?
朝起きると水道管が凍結して水が出ない・・・
顔洗えない。。。
朝ごはんも作れない。。。
あ、トイレ流せない。。。 


忍野村実は私は経験ありません。
臆病者なので、念のため落としちゃいます。

水道管が凍結をすると、氷の膨張する力は凄まじく、水道管を破損・裂けてしまうことがあります。 

そしてお部屋が温まって氷が溶けると、壊れてしまった箇所から水が漏れてくるということになったりします。

ここで住まいの保険、別名火災保険の出番です。
「水漏れ」補償をつけている方ならば、水道管から漏れてしまった水で濡れてダメになってしまった天井・壁・床などの修理費をお支払できます。
もちろん建物に保険をつけてなければいけません。
もし家具、例えば寝具が濡れて使いものにならないとかいう場合には、家財の保険でないといけませんよ。
建物だけの保険では家財は守られていませんので。

そして注意したいのが、水道管自体については上記補償の対象にならないことがほとんどです。
ですから、管の修理費は自己負担で、天井などの修理費が保険から出るという話になりがちです。

ところが、最近の保険には「水道管凍結修理費用」という費用の保険が付いてたりします。
これがピンチを救ってくれます。
この費用によって、予め定められた限度額まで管の修理費もカバーしてくれるのです。

ただ、あくまで凍結修理ですから、老朽化による水漏れとかはもちろんダメですよ。
そしてパッキンのみの損害や、自分の専有する範囲の外で起きたことはダメだったりします。 (たとえば集合住宅で自分の住んでいるエリアと関係のないところなど)
詳しくは必ずご契約のしおり・約款を確認して下さいね。

そしてそして更に驚くのは、水道管が壊れたときだけでないということ。
水道管がガッチリ凍結してしまうとなかなか部屋を温めても溶けません。
仕方なく解氷作業をしてくれる業者に有料で水を通してもらうということになると思うのですが、この作業も「水道管凍結修理費用」がお役に立てることがあります。

くどいようですが、もし凍結をしてしまって業者に頼もうかなというときには、必ず事前に代理店か保険会社へご相談ください。
例えば凍結をしたのが水道管でなくて、ボイラーなどの機器の中だったりするとお支払が出来ないとか、あとは保険の契約時期によって約款が異なることがあります。

「保険が出ると思って業者を頼んだのに、後になって保険がおりないだなんて・・・。こんなことなら自分で何とかしたのに!」と言うことになっても責任は負いかねますのでご了承下さい。。。

「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」と言いますが、保険屋さんに相談するのは全くの恥ではありません。
必要な保険に入っていなかったり、受け取れる保険金を知らずに受け取らないでいたというのも損です。

でも、保険で安心をしていただくのは良いですが、油断はしないでくださいね。
これまでどおり用心をお願いします。
朝起きて顔も洗えないというのはやっぱり困りますものね。

新谷拓己 

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