エコノミータイプの車両保険はご注意を

皆さんこんにちは。お盆休みのないティー・アイ・プランニングです。
窓を開けて車を走らせていると、BBQの香りがゆらりと舞い込んできて、「あぁ世の中は団欒中なのだなぁ」と感じます。
お陰様でお店の電話も静かなものです。
皆さん遠慮して電話を控えていただいているのでしょうか?

お休みの機会に生命保険を見直したい!とか、自動車保険かけなきゃ!というお客様~!!
貴方のために本日も明日もティー・アイ・プランニングはご相談をお待ちしておりますよ。

さ、今日のテーマは車両保険です。
車両保険とは、自動車保険の機能の一つで、ご自分の車を守るための補償です。
そして車両保険には2つの種類という段階がありまして以下のとおりです。
①一般条件(オールリスク)
②車対車+A(エコノミータイプ)
 詳細は東京海上日動のHPやしおり・約款をご確認ください。
 車両保険<http://tcon.tokiomarine-nichido.co.jp/tcon/public/tcon1311001/pamphlet/html/VTCH01CA01000.html>
 トータルアシスト自動車保険<http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/service/auto/total-assist/shohin/>

漢字とカタカナどちらの呼び名のほうが世の中に浸透しているのでしょう?
普段接している我々からは逆にわからないのですが、業界ではそれぞれを「一般」「車対車」と呼んでます。

衝突事故 自動車同士車対車という呼び名は分かりやすいですよね。
でも、イメージと補償にギャップがあったります。

意外と知られていない車対車+A(エコノミータイプ)の落とし穴と言うべき注意点についてお話したいと思います。 

 


上記の東京海上日動のHPリンクより、車対車+Aの補償内容をご確認ください。
車両保険

表のなかにある『*1』ボタンを押すとこの画像のように、以下の文言が出てきます ↓

エコノミー車両保険(車対車+A)の場合は、相手方の車(ご契約のお車と所有者が異なる車に限ります。)およびその運転者または所有者が確認されたときに限り補償します。当て逃げで相手方が不明の場合等は補償されません。

この注意書きが今回のブログで伝えたいことそのものです。

・相手の車は、ご契約のお車と所有者が異なる車に限ります!
・相手方が不明の場合等は補償されません!

つまり、自分の車同士でぶつけてしまうと、車対車とは見なされず運転していた車の車両保険は出ません。
なおかつ、ぶつけてしまった方の自分の車は「対物」とも見なさず賠償保険は出ません。
何も出ません。。。
車両保険が一般条件ならば対象となりますが、2台とも一般条件であっても2台とも事故で保険を使うこととなり、2台とも次回の更新で保険料が高くなることになります。

そして厄介なのが、相手方が不明の場合。
当て逃げが出ないのは悔しいですね。

ではここでちょっとハートウォーミングなケースをご紹介。
Aさんはスーパーで車を停めようとバックしていたら、うっかり既に停まっていた隣のトラックにぶつけてしまいました。
そこへトラックの運転手さんBさんが戻ってきました。
Bさん「あらら、ぶつけちゃったの?」
Aさん「どうもすみません・・・」
Bさん「でもオレの車はたいした傷でもないし気にしなくていいよ」
Aさん「いいんですか!?」
Bさん「いいよいいよトラックだしね。それよりそちらの車のほうが可哀想に。」
Aさん「ぶつけたのは私ですから。お気遣いありがとうございます。それより本当に構わないのですか?」
Bさん「いいからいいからーお互い気をつけようね。じゃ!」(ぶ~ん!と走り去るBさん)
Aさん「せめて、お名前を~!」

長尺で話してしまいすみません。実は実話です。少し前に弊社のお客様が体験された事故です。
Aさんは「助かったぁ」と思ったと思うのですが、ちょっと残念な話。

ピンと来られましたでしょうか?
そう、最後の「せめてお名前を~!」なんです。

相手方が不明なので、車対車の車両保険だったお客様は保険をお使いいただけませんでした。
「当て逃げは出ない 」と覚えていても、このケースでも出ないというのはなかなか思いつかないこと。
ましてや「弁償しなくてよい」と言ってくれているのだから、好んで連絡先交換などどちらもしたくないですよね。
この個人情報保護の時代ですしね。

ところがAさんが車両保険を使うためにはBさんやそのトラックの所有者を確認しなければならないのです。
誠に杓子定規で申し訳ありません。

車対車の車両保険では、冬にマンホールの落とし穴に落ちたり、鹿をはねてしまったりというときにも出ませんし、自転車と接触しても出ません。
ガラスの損害は特別出てくれますけれどね。

余裕があれば一般条件にしておきたいですね。

しつこいようですが、詳細は東京海上日動のHPやしおり・約款をご確認ください。
自動車保険 Web約款のご案内<http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/service/auto/covenant/>

ティー・アイ・プランニング 新谷拓己

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