皆さんおはようございます。
ちょっと更新をさぼってしまいました。
昨日からグッと暖かくなってきましたね。週末にはまた冷えるそうで、三寒四温の日々が続きそうです。お身体には気をつけて下さい。
暖かくなると雪解けが進みますね。
氷割りというか根雪割りが大好きです。スコップを入れるとゴバっと雪の剥がれる感触が爽快!グワバっと大きく剥がれると、かさぶた剥がしのような快感が・・・
どうでもいい話すみません。。。
雪解けというと注意したいのが『家』と『自動車運転』です。
まず家ですが、雪解けによって積もった雪が一気に滑り落ち、その勢いで屋根や軒が破損してしまうことがあります。本来これは雪下ろしをしていれば防げることですし、暖かくなれば雪は落ちることが予想できるので、事故とは言いがたいのですが、一応保険会社に相談してみてください。
火災保険の補償には風・雹・雪災という項目があると思います。選択をされていない方もいるかもしれませんが。
この雪災とは災害ですから、イメージとしては地域一帯が想定以上の降雪によりあちこちで雪の重みなどによる損傷を被った場合が該当します。
つまり、シーズン中の雪を下ろしていなくて物置が潰れてしまったというのは、災害とは言いがたいです。
そして、対象外として恐らくほとんどの火災保険に明記されているのがこちら↓
『以下は免責とします。風、雨、雪、雹、砂塵その他これらに類する物の、建物内部への吹き込み、浸み込みまたは漏入によって生じた損害』
言い換えると、雨漏りすが漏りは対象になりません。
※すが漏りについての記事を書きましたのでよろしければご参照下さい→「すが漏れとは?」
ただし、屋根がスノーダクトの場合には、『給排水設備からの水漏れ』と判断できる場合もあります。
この前の関東地方での類まれな降雪により、保険会社では600億円(3メガ損保の合計)の支払いとなったそうです。1社あたり100~200億の損害です。
しかも、休業損害についてはこれから正確な損害額が出てくるので、更に額は増えることでしょう。
以前のブロクでも紹介しましたが、悪徳業者による住宅の修理に関するトラブル<日本損害保険協会>が問題になっています。
こういった本来の保険の目的とは違う保険の悪用により、火災保険の保険料率やお引受けの際の条件などが悪影響を受けています。
もしもには保険での備えて、大切なお家は日頃からお手入れをしてかわいがってあげて下さい。
ただし!落雪には十分に気をつけて下さい!
去年は道内で雪による死傷者数が515人もいらっしゃいました。
屋根からの転落がその半数近い原因を占めているようです。
必ず複数人で作業に当たるようにし、屋根に登る人は滑り止めや命綱を使うようにして下さい。
参照:除雪などによる被害防止について<北海道庁HP>
次に雪解けと『自動車運転』についてです。
雪解け時期は轍がはっきりして、路面と圧雪(氷)の段差が大きくなります。
路肩の圧雪も場所によって残り方がマチマチですよね。
対向車とすれ違うときに、端に寄って走ろうとしていても段差の氷にタイヤを持って行かれ、ズルっと滑って接触してしまうことがあります。
急に路肩の氷がせり出していたりすると、2車線で平行して走っていたのに、ズルっと隣の車線にずらされる格好になってぶつかってしまうこともあります。
車同士の事故も怖いですが、これから注意したいのが泥はねです。
これからの時期、大きな水たまりがあちこちに出来るのは仕方ありません。
その水を歩行者にかけてしまうと、当然賠償義務が発生します。
その際には自動車保険の対物賠償保険を使うことが出来ます。
ただ、保険料は次回上がることになります。
保険料だけでなく、歩行者の方の迷惑になりますから、急いでいても水たまりの前では減速を。
そして、後続車も「前の車は水たまりなどで減速するかもしれないな」という予測をもって、車間距離とブレーキの準備をしてください。
以上、雪解け時期の注意したいことでした。
入学式で晴れやかな気持ちと装いでお出かけの時に、バシャーン!と泥はねされてはたまりませんよね。
私の子どもは今月1歳。早く手をつないで外を一緒に歩きたいです。
新谷拓己