冬道の運転で気をつけたいこと

おはようございます。
今週の雪は根雪になると言われてましたが、皆様の地域はどうでしょうか?
ギリギリ溶けきらないで残っているような雰囲気でしょうか。

さて、今回のテーマはそんな北国の冬ならではの事故事情です。
一度にはお話しきれないので、何回かに分けてポイントをお話していけたらと思います。

冬に事故で多いトラブルは「車線変更に伴う事故」だと感じます。

根雪が降ると路面は覆われてしまい、厳密な車線というものがなくなり、譲り合いで走行することになります。
幹線路であれば、頭上の看板でセンターラインの位置が示されていることもありますが、片側2車線・3車線の道では他の車と並走するのに感覚で走ることになりますね。

ですから自分の車が相手の車線にはみ出だしてしまっていないか不安になる方も多いのではないでしょうか。

そしてもう一つネックになるのが路肩の雪山です。

排雪が入ると「こんなに広かったのか」と思うほど、冬の車道は狭くなってしまいますよね。
すると、2車線が途中から 1車線になってしまって、ここでも譲り合いが必要になります。

しかし、地面には線が引かれていないので、どちらが譲る側なのかわかりにくい場合もあります。
それに、地面が出ていたら右折レーンだったりゼブラゾーンである道も、雪で覆われたらわかりませんし、地元の人は知っているので夏場と同じように走りますが、そこの道を知らない人はルール無視をしているように写ってしまいます。

困ってしまうことを並べ書いて、ではどうしたらいいのかということですが、キーワードは『譲り合い』という言葉です。
譲れるのに譲らないことは過失にあたると思ってください。

冬は道が混んでただでさえ異動に時間がかかりストレスもたまりますよね。
そんなときに「譲る」というのは 難しいかもしれません。
しかし、「皆並んでるのに並ばないで割り込もうとしてきたから入れてあげなかった」というのは、過失を認めるのと同じです。

危険を回避できたのにしなかったとしたら、それは過失なんです。

こんな事故はどうでしょうか?
『目の前の先行車両が無茶な運転をしてスピンし、そこへ止まりきれず衝突してしまった。』

これは人によっては「スピンをするような運転をしている人が事故の原因だから、衝突したほうが巻き込まれた被害者だ」と思う方もいらっしゃるでしょう。

しかし、基本的にこれは追突です
ハンドルを握る以上は、前方の車が危険回避のために急ブレーキを踏んだとしても、追突をしないよう注意して走行する必要があるのです。
「前の車危ないなぁ・・・」 と思ったら近づかないようにしましょう。

譲り合いの精神を欠いてしまうと、割り込まれるのが嫌で車間距離を詰めます。
すると追突をしないように神経を張り詰め、ブレーキを頻繁に踏むことになります。
すると、そのブレーキランプをみた後続車が念のためブレーキを踏みます。
そんな連鎖が続いたかと思うと、急に車が流れ始めて、急いで車間距離を詰めてまたブレーキを踏みます。

そういった負の連鎖が渋滞や燃費の悪さや排気ガスの原因となるのです。

「渋滞学」というジャンルがあるそうで、高速道路での渋滞解消のためには車間距離を40m以上あけることと西成活裕東大教授が仰っています。
 「渋滞学」の権威、西成活裕東大教授が伝授!目からウロコの“究極”の渋滞回避術

なるべくブレーキを踏まずに低速で走る意識を持ちましょう。
割り込んでくる車は「燃費が悪いな、心に余裕が無いんだな、可哀想だな。 」と思って行かせてあげましょう。

なんだか話の流れが冬道と全然関係なくなってしまいましたが、冬こそ車間距離を大きく取ってスムーズでエコなドライブをすることが、事故防止にもなるというお話でした。

今回の内容は、むしろ自分を戒めるために書いた記事ですね。
気をつけます。

新谷拓己 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です