無保険の人にぶつけられて困らないように

お久しぶりです。新谷です。
新年度もスタートして、心機一転働きます!!

今回のテーマは「無保険の車の被害にあってしまったら」と言う話です。
追突事故イメージ

このテーマでは、いろいろな角度からお話できますが、まず今回は車両保険についての情報です。

無保険の人に車をぶつけられるとどうなるか??

ひいては『車両無過失事故に関する特約』というオプションのご紹介についてのブログです。

この特約はご存知ですか?


まずは、正しいご説明のために、東京海上日動のHPリンクをご紹介しておきます。

車両無過失東京海上日動HP
お車の補償 
 ⇒車両無過失事故に関する特約

こちらのオプション(特約)は、車両保険に自動付帯となる保険会社もあります。

東京海上日動の場合は付け外し可能なオプション(特約)で、保険料は月額100円前後となる事が多いです。

さて、保険会社の説明文をご覧頂いて、どのように役立つかおわかりいただけたでしょうか?

よくわからないですよね。

では冒頭のお話です。
無保険の人に追突されるとどうなるか??
という状況を例にお話してまいります。

相手に弁償してもらうわけですから、通常ならば相手保険会社から連絡が入り、修理工場についての情報を伝え、あとは車を工場に入れて終わりです。

というか、相手が保険に入っていようが、入っていなかろうが、修理工場に入れて修理費を賠償請求するというのが当たり前ですよね。

しかし、無保険となると相手の支払い能力が心配です。
先に修理をして、相手が代金を払えないとなると、工場から督促が自分に来ても困ります。
なので、車を直す前にまず工場で見積を作ってもらいます。

そして相手に見積を提示します。

次に見積を見た相手と交渉です。
人によっては修理費が高すぎるとか難癖をつけるかもしれません。
あるいは、払いたいけれど先立つものがないので分割にしてもらいないでしょうかと言う人もいます。
大抵は、考えたいとかお金を工面するのでということで、「検討させて下さい」「時間を下さい」となることが多いのではないでしょうか。

この間、ずっと車は直せません。

弁護士に頼んでも、時間はかかります。裁判となればなおのことです。

そして、最も恐るべきは、支払い能力のない相手のときです。
これはいくら法的措置にでても、賠償金の回収を出来ない可能性があります。

このような困った場合、実はご自身の車両保険を使うことが出来ます。
(と言うか、どちらがどれだけ悪いか、過失があるかは関係なく、車両保険は使えます)

しかし、次回の保険料は高くなってしまいます。

そこで今回ご紹介の商品は!

『車両無過失事故に関する特約』

ご利用の主な条件は2つ!
①完全に相手が悪い0:100事故であること。
②相手方がいること。(当て逃げでないことなど)

つまり、追突をされたときには、相手の免許証さえキチッと抑えておけば、①と②を満たしますので、相手が無保険かどうかをさほど気をもむ必要がないですね。

さっさと自分の車両保険で車を直して、自分の保険会社に修理費を払ってもらい、そして保険会社が相手から取り立てをすると言う構図になります。
もし資力がなくて焦げ付いたとしても、自分は困ることはありません。

ただし、①の「完全なる被害者となりうるケース」は、かなり限られてはいます。
なので活躍の機会も限定的ではありますが、保険料を考えたら、それほど悩む選択肢では無いと思われます。

ちなみにこの特約、お車の年式が経過している方にもおすすめです。

そういったお車にお乗りの場合、上記のケースで相手が保険に入っていたとしても、修理費全額を払ってもらえない可能性があります。
なぜなら時価額の問題があるからです。

例えば10年落ちのお車の場合、現在価値を「新車当時の価格の10%」と見積られることがあります。
修理費が50万円でも、「新車当時200万円のお車で10年経過しているので、現存価値20万円しか払えません」と言われかねないんです。

でも無過失事故に関する特約があれば大丈夫。
自分の車両保険を使うことに抵抗がないですから、相手との不愉快な交渉も必要ないんですね。
自分の車両保険の限度額まで使えるのですから。

なお、新価特約や、修理費限度引き上げといった、一部「車両無過失事故に関する特約」適用除外の補償もありますのでご注意下さい。
詳しくは代理店や保険会社へお問い合わせ下さい。

最後に注意点ですが、完全な被害者であることというルールですけれども、これは自分の主張だけでは通りません。
相手も認めているとか、事故状況からして明らかに被害事故と断じうるものでないといけません。

なので、信号のある交差点で青信号直進中、左右の赤信号を無視してきた車とぶつかったときなどは、非常に心配です。
相手が信号の色を偽って証言をした場合、対抗できる証拠がないと、お互い青信号というありえない状況になります。
それでは『完全な被害者』とはなれないのです。

ついては、当ブログで以前からお勧めしておりますドライブレコーダー!
こちらもこの特約とセットでお持ちになると、更に安心ですね。

あぁ証拠証拠と、なんと世知辛いことでしょうね。
保険を使うなら、通常1回は1回です。
100:0も50:50も1回です。
当ブログをご覧の方で、もしうっかり信号無視をしてしまったというときには!
妙な自己保身にかられて、相手を傷つけるようなことはせずに、潔さを持ってごめんなさい!自分が悪かったです!と爽やかにお詫びしましょう!!

新谷拓己

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です