空き家が増え続ける世の中と火災保険

皆さんおはようございます。
最近息子がソファをよじ登れるようになって、親として成長は喜ばしいのですが、彼の手が届かない大人の聖域がどんどん狭くなり困っている新谷です。

今は賃貸暮らしの私ですが、やっぱり戸建てで子供の走り回れる家を…という気持ちもあります。
外でBBQをするというのも、アパート前だと勇気が入ります。

やっぱりいいなぁマイホーム!

空き家しかしその夢の戸建て住宅ですが、今は空き家の問題に悩まされているようですね。

以前のブログでも書きましたが、 空き家が放置されてしまう実情があるようなのです。

総務省は7月29日に、平成25年住宅・土地統計調査(速報集計)の結果を発表しました。

それによると総住宅数は6063万戸と、5年前に比べ305万戸(5.3%)増加したそうです。
しかし空き家は820万戸と、5年前に比べ63万戸(8.3%)増加していると。

これにより空き家率は13.5%と過去最高となりました。

なぜ空き家が増え続けるのか?
日経新聞でも毎日のように問題提起されていますが、その理由は固定資産税です。 



固定資産税は、その土地が何に利用されているかで税率が違います。

そして税率が高いのは「空き地」なんですね。
住居用宅地に比べて6倍もの税率となります。

税金が高くなるのに、わざわざお金をかけて住宅を取り壊そうという人はなかなかいませんよね。

このため空き家は取り壊されず放置される事になるわけです。

実際私どものお客様でも、高齢になり住宅では生活が大変なので高齢者向けサービス付き住宅などへ移られる肩が増えてまいりました。

そのご自宅にお子様が住まわれたり、あるいは譲渡ができれば良いのですが、空き家となってしまっている方も少なくないでしょう。

そんなときに火災保険はどうするかというと、実は放っておいてはいけないのです。

火災保険は建物の用途によって保険料が変わります。

一般の住宅と、店舗件住宅とでは、保険料を区別しています。
空き家も一般住宅とは言えませんので、 それようの区分が有ります。

『空き家になりました』とご報告を頂かないと、事故があった際には保険金が思ったとおりに支払われない可能性がありますので、代理店や保険会社への連絡はお忘れになりませんようお気をつけ下さい。

また、「お子さんが代わりに住み、建物の名義もお子さんにしました」と言うような場合は、必ず名義変更前にご相談をいただくようお願いしております。

名義変更の登記が完了してしまいますと、その時点でご契約は効力を失うこととなり、その補償は例えお子さんであっても引き継ぐことができなくなります。
改めて新規でご契約をしていただく必要がありますので、保険代理店へは早い内にご予定だけでもお知らせ下さい。

これからは高齢化と人口の現象が進み、一層空き家化や住宅地の一極集中が進むかもしれません。

マイホームをこれから建てようと思っている方も、隣のお家が近い将来空き家になるとも限りません。
せっかくピカピカのお家でも、お隣が傾いたボロ家では不安ですよね。
事前の確認は慎重になさって下さい。

新谷拓己 

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