自動車保険のやめ方

春休みが終わってしまいましたね。

大学生のお子さんがお父さんの車で練習をしたりと言うこともありましたでしょうか。
先にお知らせしておけばよかったですが、1日自動車保険という物があるので、「ちょっと練習がてら」 というときにはピッタリです。
ちょいのり保険

では本題に移ります。

春は移動の時期ですね。
もしかすると転勤で車を手放す人がいるかもしれません。

そこで質問です。
自動車保険には正しいやめ方があるということをご存知ですか? 
知らないと後々損をしてしまうかもしれません。
解除

⇐勿体無い!

損をしないために覚えておきたいこと、それは『中断』という手続きです。

当社へ「車を買ったので保険をかけたい」といらっしゃったお客様には、過去の保険の加入状況をお聞きします。
なぜなら以前に『中断』をされている方だと保険料をお安くできるからです。 

その中断というのは、自動車保険の等級を10年間保存する手続きのことです。 
わかりにくいですね。

自動車保険は無事故でいるほど保険料が安くなります。(等級が進みます)
もし数年たって車を手放すときに、保険を中断すると、安い時の割引をとっておくことが出来るのです。
そしてまた車を再取得した時には、当時の等級からリスタートできるんですね。

中断をすると、「過去にこれだけ無事故の割引が進んでいましたよ」という証として『中断証明書』という書類が発行されます。
つまり割引保存券【10年有効】のようなものです。

これを知らずに、「保険もういらないから解約します」とか、「どうせ車を手放しちゃったから保険料払わないで放っておけば勝手に消えるでしょ」ということをしてしまうと勿体無い。

次に車を買うときに、また新規から出直さなければならないんです。

さて、この中断証明書の発行ですが、いくつかルールが有ります。
代表的なものをご案内します。詳細は担当の保険屋さんに相談してください。
・廃車や売却譲渡や車検切れなど、補償が不要になる理由があること。(長期の海外渡航などもOKです)
・上記の理由が発生してから解約をすること。

整理すると、5月1日に車検が切れるけど、もう乗らないから解約するというのでは、中断は出来ません。
5月1日以降に解約をするのでないと要件を満たさないんです。

たまに、「車は前から持ってたんだけど、乗らないから解約したんだ」という方がいます。
この解約では中断証明書は発行されなかったことになります。

ちなみに中断証明書は、別の保険会社で発行したものでも使えますし、同居の親族間や夫婦間ならば、誰が買った車でも等級の復活が出来ますよ。
ご高齢でおじいちゃんが車をやめても、一緒に息子さんが住んでたりしたら「息子さんで中断をしておく」なんてことができたりもします。

あとあとの損得まで考えて準備をいたしますので、保険を止めるという時も気後れせずにどうぞお問い合わせくださいませ。

ティー・アイ・プランニング 新谷拓己 

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