1月も早半ばですね。
新年の目標を早くも忘れかけて、ネジを締め直している新谷拓己です。
皆さんはいかがお過ごしですか?
では今回のテーマである地震保険料について。
地震保険とは各保険会社が自由に保険料やルールを決めているものではありません。
「地震保険に関する法律」に基づき、政府と損害保険会社が共同で運営する公共性の高い保険なんです。
なので政府がバックとなって、大震災のときにも巨額な保険金をしっかりお届け出来る仕組みなんです。
その地震保険の保険料に改定があります。
2014年7月制度改定「2014年7月から地震保険の保険料が改定されます。」(損害保険協会)
なんでも 政府の地震調査研究推進本部(以下「地震本部」といいます)が作成する「確率論的地震動予測地図」の震源モデルの見直し等に基づいて、保険料率が改定されたようです。
気になる北海道の改定ですが、こちらです。
北海道 値上げ率:29%(イ構造)・30%(ロ構造)
ロ構造は木造で、イ構造は鉄骨造・鉄筋造と思って下さい。
30%アップですから結構な改定ですね。
保険料換算では参考として地震保険金額1000万円のお宅の場合はこちら。*1
地震保険金額は、基本の保険金額の50%までですから、一般的には火災の際の金額の半分で地震保険をかけている方が多いです。
ですので、「火事で2000万円出る保険に地震保険もつけている」という方なら上の保険料が相応ですね。
前に地震や地震保険に関するセミナーの際に、代理店さんが東北の震災後に 行ったある活動の話を聞きました。
それは、罹災されていない方へ「あなたが払って下さった地震保険料のお陰で被災者の方々へ保険金をお支払いすることが出来ました」という感謝のお手紙を書いたというものです。
地震保険などの損害保険は相互扶助の精神が元になっています。
万人が一人のために、一人が万人のために。
地震保険料を払っているということは、震災の被災者に確実にお役に立てているということです。
震災の際に募金をされたかたもたくさんいらっしゃると思います。
地震保険はと言うと、自分を守るためでもあり被災者を助けるためでもある仕組みなんです。
とは言え安いに越したことはない!
もし地震保険を気にしているかたは7月までにご相談なさったほうがお得ですよ。
ご相談をお待ちしております。
新谷拓己
*1 :保険料例の記載に誤りがありました。木造住宅の例を示すのに、耐火住宅(コンクリート造・鉄骨造)の保険料が書かれておりました。(2014/03/12訂正)