イベント(レクリエーション)保険について

皆さんこんにちは!夏ですね!
夏というとお祭りですね!

お祭り私はと言うと、神輿担ぎのお誘いを頂いていてハッピも用立てて下さっているのですが、練習に一度も出られておらず、、、この場を借りてお詫びいたします。。。すみません!

さて、そういった時期でもありイベントに関する保険のお問合わせが増える時期なので記事にしてみました。

何か行事を催すときに、主催者の方はきっとこんな心配をされるのではないですか?
「テントが倒れて参加者の方がケガをするかも・・・」
「ガス爆発や調理油で通行人にケガをさせてしまうかも・・・」

ということは、「ケガ」=傷害保険に入れば大丈夫!と思いますよね?

しかしその保険、ちょっと待った!!!
実はもっと備えておくべき保険があるのです。



私が主催者であれば、まっさきに準備すべき保険は「賠償保険」と考えます。

『イベント保険』とか『レクリエーション保険』と検索すると、東京海上日動の場合以下のような記事がヒットしてきます。

イベント保険<http://www.hokensystem.co.jp/wp-content/uploads/2014/08/c_ivent1.pdf>
レクリエーション災害補償プランのおすすめ<http://kogaya-oyaji2.qee.jp/files/insurance.pdf>

傷害保険と賠償保険は、どう違うのでしょうか?
それは、大まかには以下のとおりです。

傷害保険:とにかくケガをしたら設定金額が支払われる
賠償保険:主催者が法律上の賠償義務を負う場合に賠償金が支払われる

これだけを読むと、「傷害保険のほうがいつでも出そうでいいよね!」と思うかもしません。

しかし、お支払できる金額もその特性も異なります。
傷害保険は一般に、死亡時には死亡保険金を、入院時は日数×入院日額を、通院時は日数×通院日額をお支払します。

しかし、実際に治療費がそれで足りるかはわかりません。
そして治療費の他にも様々な費用がかかります。

もし設営が悪かったせいで参加者の貴方が大怪我をしたとします。
治療費を払ってもらうのはもちろん、通院費用だって、慰謝料だって、あるいは有職者の方なら休業損害だって請求したくなりますよね。
万が一後遺障害でものこったら大変です。

つまり賠償保険はそういった責任を果たすための備えなのです。

もし主催者のかたが、その催しの間に「可哀想に転んじゃった子供には少しでも治療の足しになるお金を渡してあげないな」というニーズをお持ちであれば傷害保険が良いでしょう。

しかし個人的には、賠償保険に入ったあとの余力でお考えになったほうがよいと思います。

この賠償保険をお入りになることを推めるのは、主催者の皆様のためだけではありません。

何かのお祭りやイベントで、不幸にもアクシデントに遭遇してしまった被害者の方のためでもあります。
もし主催者が賠償保険に入っておらず、責任を速やかに果たせないとなると、最も困るのは被害者やその家族です。
町内会や商店街や自治体、スポーツ団体、そういったところが潤沢な資産をもっていて、賠償金を速やかに用意できるということは稀でしょう。
「保険に入っていないイベントには参加しない方がいい」と言っても過言ではないかもしれません。

かくいう私も先日町内会のお祭りに行きました。
「保険入ってますか?」とは聞きませんでしたが・・・苦笑

新谷拓己

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