個人売買の車の保険はご用心

こんにちは新谷です。
節分は皆さん豆まきに恵方巻きと、風物詩を楽しまれましたでしょうか。
我が家には2才の息子がおり、鬼が大っっっっ嫌いです。

鬼というものを特段恐ろしい存在として教えこんだつもりはないんですけれどね。
去年の生まれて初めての豆まきで、よくご自由にとおかれている可愛らしい鬼のお面をかぶってみたのですが、それを見るなり息子が泣くわ泣くわ。

もじゃもじゃヘアーの赤い顔したおじさんにとんがりコーンが乗っているような物だと思うんですけれどねー。
知らぬ間に知識を得ていくんでしょうか。

さて、そんなことでまもなく年度が終わります!
3月というと営業マンにとっては夏休みの最終日のようなものです(笑)

そして3月までに済ませたいのが車の処分。手のひらの車
4月1日時点で所有者でいると、自動車税がかかってしまいますからね。 
廃車や名義変更は3月中に済ませましょう。

個人売買あるいはタダで車をもらえたという人はそのまま名義変更しないで4月を迎えると、元の所有者に税金が行ってしまいますからご注意を。
ラッキーと言える間柄ならいいですが(笑)

でもそのままで自動車保険に入るのはちょっと気をつけたほうがいいですよ!
 



自動車保険をかける際に、契約者名義の車でないと保険がかけられないというルールの保険会社もありますね。

東京海上日動の場合は、車の譲渡直後で名義変更が済んでいないと言うタイミングなどでしたらお引き受けは可能です。
あるいは、所有者を車検証上の人のままで登録して良いのなら、保険加入も可能です。
ただし、車両保険金は原則車検証上の所有者へ支払われますのでお気をつけ下さい。誰が保険料を払っていたかではありませんよ。

たとえばお知り合いのお兄ちゃんから車をもらって、初めて自動車保険に入るという方。

もしそのお兄ちゃんがその車で何度か事故を起こし、保険を使っていた場合に、譲り受けた貴方の自動車保険が事故で高くなった保険料になってしまうかもしれないのです!!

と言いますのも、自動車保険には等級という割引制度がありまして、この等級というのは保険を使った人/使っていない人との公平性を保つため、細かなルールがございます。

例えば「東京海上で保険をいっぱい使って、次の年に保険料がだいぶ高くなるから、じゃあ別な保険会社で新規に保険をスタートしよう!」なんて考える悪い人もいるかもしれません。

これができてしまうと、まじめに保険を続けている人にすれば不公平ですよね。

ですから保険会社間で等級についての情報は共有をしているのです。

つまり素知らぬ顔をして別な保険会社に行ったとしても、入って1ヶ月くらいすると「貴方は東京海上で加入していた事がありしかも事故をたくさん起こしてますね!」とバレて、適切な高い保険料に修正をされるのです。

ではこういうのはどうでしょうか?
車を買い替えちゃえ!
奥さんの名前で保険に入り直そう!
もちろん全てバレます。

保険は悪知恵との戦いです。約款も等級制度も、その上をいかなければ公平性が保てません。

その弊害ともいえるかもしれません。
それが「名義変更をしていない車で保険加入した場合、元の所有者のデメリット等級を引き継ぐこと」です!

デメリット等級とは、5等級以下の等級を指します。
自動車保険は6等級から始まり、保険を使わない限り5等級以下にはなりません。
新規で入ると6等級なのですから、5等級以下の人からすれば、新規で入り直せたらお得と考えます。
これを業界用語で「デメ逃れ」と呼びます。

ですからデメ逃れと判断されないためには、名義変更をしてから保険加入をするか、元の所有者にきちんと任意保険の使用歴を確認することが必要です。

それを怠ると、全く身に覚えのないことで大変に割高な等級を引き継いでしまい、何年もかけてその等級を育てなければならなくなってしまいます。

きちんと名義変更を変更してある方は、新規で入るにしても、同居のご家族の保険加入状況を確認しましょう。
もしご家族で優良な等級をお持ちの方がいると、セカンドカー割引を適用できるかもしれません。
また、以前に自動車保険に入っていて、車を手放したというご家族ならば、等級を中断しているかもしれませんので、その等級を引き継いでご契約が出来る場合もあります。

知ってるお客様、知らないお客様で損得の別れるところです。
また、詳しい代理店、単純に新規でお引き受けをしてしまう代理店、良し悪しがあります。
本来新規のお客様は知らないのが当たり前のですから、きちんと確認をしてくれる代理店に相談をしましょう。
「新規で自動車保険入りたいんですけど」 と言って、何も聞かれず「わかりましたー」という代理店は問題ありですね。

ティー・アイ・プランニング 新谷拓己 

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