飛び石のご相談が増えています

こんにちは新谷です。

皆様タイヤ交換はお済みですか?
私は昨日自分で交換をしました。
油圧ジャッキを使うのですが、以前にタイヤ交換をしようとジャッキアップしてタイヤを外し、次のタイヤを入れようとしたら入らない…ジャッキが下がってる!という経験があります。
油圧ジャッキはどうもオイルが抜けると徐々に下がってしまうんですね。
  このまま下がり続けたらどうしよう…
  かと言って別なジャッキをかける場所もないし。。。
  レンガでも一度かませるか?やり方悪くて車に傷を付けるのでは…(汗)
などと冷や汗をかいていたら、親切なおじさまがタイヤを入れてくれました。

うまくやればギリギリタイヤが入るだけの高さは残っていたようでした。

そんなことで今年は懲りて、車に装備されているネジ式のジャッキでキコキコやりました。
シンプルな機械は壊れない安心感がありますね。 

さぁ、何で飛び石の記事でタイヤ交換の話をするんだろうと思いましたか? 



フロントガラス実は秋と春の初雪・雪解け時期は飛び石の事故が多発します。

原因は乾燥路面のスタッドレス走行。

タイヤを見ると、夏タイヤにはそれほど深い溝もなくシンプルな模様(パターン)をしています。
しかし、スタッドレスタイヤは複雑な模様の溝がたくさん入っていてしかも深い。そしてタイヤのゴムも柔らかいのです。

そんなスタッドレスでアスファルトを走れば道端の小石を挟んで拾っていってしまうんですね。

そして高速走行をしているうちにタイヤから小石が外れて後ろの車に飛んで行くというわけです。

ちなみに飛び石被害にあったとして、飛ばしてきた車に賠償請求できるでしょうか?
他の車といえば前を走る1台っきりという状況だとしても、一般的にはその石を飛ばした車への賠償請求は認められないケースがほとんどです。
まず飛ばしたという証拠がない場合が多いです。
そして石を飛ばしてしまう側に過失があるか、後続車からは予見性がないか、回避不能かということもポイントになります。

つまりタイヤに石が挟まってしまうのは仕方のない事で、車の後ろを走っていれば小石が飛んでくることも有り得るし想像がつくわけで、それを避けられないかというとかなりの車間距離を開けていればガラスが割れるほどのこともないのではないか?ということです。

いつ子供が飛び出してきても、常に回避の可能な運転をしていることがドライバーの義務とすれば、高速での追突や飛び石も避けられるだけの車間距離で走るのが当然というのが道路交通法なんでしょうね。

よっぽどタイヤを無駄にスピンさせて石をまき散らしながら走っている輩へならば賠償請求ができるかもしれないですね。

では、保険の話。
車両保険をつけていれば飛び石はまず対象となります。
しかも車同士や電柱等とぶつかったときなどに比べて、保険料への影響もだいぶ少ないですから、フロントガラス交換ならば使っていただいたほうが良いケースが多いと思います。

「単独事故はダメなタイプの保険だったな…」と思っても、必ず相談をしてくださいね。

ただし、注意して頂きたのは車両の免責です。修理費の自己負担ですね。
車両免責の設定は0-10万円というようなハイフンが入っていることが多いですが、これは「初回は自己負担がないですが、年に2回以上事故があるとその修理費から10万円を差し引きます」ということです。

ですから飛び石で保険が使えて助かったー!と思っても、2回目に事故があると10万円の持ち出しが出ることになります。
保険の満期までもうわずかなら使うのもそんなにためらいませんが、スタートしてすぐだとちょっと怖いですね。

ちなみにフロントガラスの損害については修理の方法が3つあります。
1つはガラスリペア。安く済みますが、ガラスを直すのには傷の形や位置が条件を満たしている必要があり、なかなか修理出来るケースは多くないです。
2つ目はガラスの交換です。もうヒビが何センチも広がってしまってたり、ガラスの縁から10cmくらいだと交換です。
3つ目もガラスの交換です。しかし、社外品を使うという方法。実はフロントガラスはメーカー純正品とそうでないとの違いというと、下の隅にメーカーの刻印が入っているかいないかという程度らしいです。
さほどこだわりがなくて、コスト優先ならば、社外品を使わない手はないかと。

何はともあれ、一にも二にも車間距離ですね。フロントガラスを3年に一度交換している私が言うのですから
間違いありません。
いい加減に学習をしないと。。。

新谷拓己 

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