おはようございます。
昨日は風がすごかったですね。
余市のお客様のところへ行ってきたのですが、札樽道を走っていたら酔いそうなほど風にあおられました。
今日も石狩地方などで強風・雷注意報が出ているようですから皆さんお気をつけ下さい。
さて、今朝のニュースで『HIV血液、数人に輸血』という情報を見聞きして驚きました。
msnニュース「HIV血液、数人に輸血 日赤検査すり抜け 厚労省、感染有無調査」
献血の際は、問診票という質問書を書いて、医師による問診と血圧測定・ヘモグロビン濃度・血液型のチェックを行い、その後に献血となります。
参照 <日本赤十字社 ~献血をしたい~>
問診票はこのようなものです。
そしてその血液はその後さらに精密な検査を経て、患者さんの元へ送られていくわけです。
ちなみに、献血をされた方へのサービスとして、 血液の検査結果の一部を後で教えてくれます。
コレステロール値がどれくらいかなど、教えてもらえるとありがたいですよね。
ただし、だからと言って献血を検査目的で受けることは絶対にやめて下さい。
血液は健康でなければいけません。
ご自分の身体に不安を覚えている方は、きちんと病院で検査や治療を受けて健康であることがわかってから献血をして下さい。
献血で健康状態をチェックしていては、不健康な血液を患者さんに提供してしまいかねません。
そこで今回のニュースです。
HIVウィルスは、感染から約22日間は抗体検査では見つける事ができないのです。
そして、もし検査で見つけることが出来たとしても、HIV検査結果は献血者へはお知らせしません。
ですから自分はHIVかもしれない・・・と感じている方が献血をなさるのはやめてください。
もしHIVについて不安な気持ちを持たれている方がいらっしゃいましたら、札幌では無料で相談に乗ってくれるところがあります。
サークルさっぽろ
プライバシーを守るために、検査においてはお名前を聞かず、匿名のカードをお渡しして、後日検査結果を聞きに行くというスタイルです。
毎週土曜日の午後4時から7時で検査と結果のお知らせを受けられます。
もし不安な気持ちを抱えて過ごして要らしゃる方がおられましたら、まずは相談を受けてみてください。
サークルさっぽろ以外にも検査を受けられるところはたくさんあります。
「HIV検査・相談マップ」というホームページでお近くの検査機関を調べてみてください。
そして、健康なことがわかったら、皆さん献血に協力しましょう!
新谷拓己